今回は固定買取価格制度適用が終わってしまった場合どうなるかです。
電力会社はfit法の適用が無くなり、買取の義務がなくなります。
契約切れで売電の対象から外れてしまうわけです。
新たに買取をしてくれる事業者と契約を結び、売電をすることは可能ですが、
買取価格はfit法の最終目標価格は11円程度、電力市場価格はさらに低めですから
8~10円程度ではないかと予測されています。
また、契約切れとなりますから、
手続きをしないとタダで電力を垂れ流すことになりますので、要注意です。
一部大手電力会社、その他電力事業者が買取等の動きをしていますが、
金額等は不透明です。
経済産業省は、fit法切れの電力は自家消費を増やし、
自立化を目指す方向性を打ち出しています。
「売却」→「自家消費」というわけです。
ZEH住宅を目指すと言う事ですね。
太陽光発電の電力は不安定ですから、そのままでは安心して使う事は出来ません。
いったんエネルギーを貯めて安定した出力を得ることが大切です。
そのためには、家庭用蓄電池・家庭用蓄熱設備の導入が必要です。
家庭用蓄電池は、大容量で「家丸ごとバックアップ」出来るもの、
小容量で「蓄電池の充電回数を増やし低価格で導入できるもの」
など、各種出揃ってきました。
家庭用蓄熱設備は、エコキュートなどの事です。
最新のエコキュートは、太陽光発電と連携して日中お湯を沸かすことが出来ます。
2019年にfit法切れとなる方は、早急に手続き関係の確認、
および今後の方向性を打ち出す必要があります。
2019年以降にfit法の適用が切れる方も他人事ではありません。
まずは電力会社の「使用量のお知らせ」を見てください、
いつが10年目なのか確認してみて下さい。